第322章:エミリーを見る私の心を止めるものは何もない

「頭の中、ほんと空っぽな人っているのよね。ついさっき痛い目に遭ったばかりなのに、また懲りずにやって来て、もっといじめられたいってわけ? 謝りたいとか言ってなかったっけ。これは録画しなきゃ!」

そのとおり。

そう言ったのは、ほかでもないカイアだった。

カイアが後から聞いたところによると、エミリーはカリスタに脅されて気を失ったのだという。

そのときのカイアはひどく心配していた。カリスタが別の手段でエミリーを傷つけ、失神させたに違いないとさえ思ったほどだ。エミリーの度胸と力量を考えれば、怖がって気絶するなどあり得るだろうか。

だからこそ、彼女は病院へ駆けつけ、エミリーの様子を見ようとした。...

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